身長と平和

世間的に、足が長い人はちやほやされる。

足が長いほうがスラっと見えるもんね。

 

小中高と毎年、身体測定があって、

みんな否応なしに身長と体重、座高なんかを測っていた。

友達は身長が縮んだのに座高が伸びていて、みんなにいじられていたっけ。

 

座高。

思えばいつの間にか測らなくなった。

座高測定の消失に気づいてた人いるかな?

みんな身長と体重だけで満足しちゃってたんじゃない?

 

座高は低いほうがいい。

もう測り始めたときからみんなそう思っていたんだろうけど、

そもそも座高は足が短い人を選抜するために測っていた、ということを最近知った。

 

足が短くて何がええねん! と思うだろうけど、

兵士になるのにいいらしい。

足の短いほうが重心が低く安定していて足腰がたくましい、

というのが戦時中の考えで、

当時のイケメンでスラっとボディな人はでこぼこの戦地にすぐ歩き疲れ、

足が長いぶん飛び出た頭を狙い撃ちにされたのかもしれない。

 

そんな話を聞いて、

もしかして最近の若い子に、ひょろひょろして体の薄い奴が多いのは

足の短い人がより戦地に勇み入って、

ひょろながさんは「君やめときなよ」っていわれてより多く生き残った、

そんなバイアスがあるんじゃないかとちょっと勘繰る。

 

短足に嘆息する話でした。