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血は争えちゃう (書評:華麗なる一族)

華麗なる一族」 山崎豊子 新潮文庫

紀伊国屋の社長の本を読んだらおすすめと書いてあったので

表現:4 展開:5 ユーモア:1 総合評価:4

 

初・山崎豊子

文庫版で上中下巻で計2000ページ弱。お腹いっぱいごちそうさまでした。

 

銀行、というかコンツェルンを統べる万俵さん一家のおはなし。

各巻山場があって、銀行特有の難しい話ながらも目が離せなくなる。

だいぶ昔の話ではあるんだろうけれど金融業界ってこんなことしてるのか!

と勉強になるのでおすすめしたい。

 

そりゃもう華麗な生活を見せつけられるのだけれど、

銀行の頭取ながら、ばれれば社会的信用を損なうのに愛人を抱える万俵家総帥大介、

万俵家長男で製鉄所の専務、情熱的で人望のある鉄平、

この2人による「したたかさ」vs「熱意」の人間ドラマに引き込まれます。

家族に銀行に大蔵省に日銀にと各組織から登場キャラが多いのに混乱しないのは地味に凄い。

 

欲望と疑心で一族関係が暗転していく展開には大介と一緒につい舌なめずりしてしまう。

鉄平が冬山に行くシーンは北方謙三っぽかったなぁ。

 

山崎豊子の他の作品も気になる...。

 

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